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活動報告

ベルヌーイの定理とコアンダ効果(「紺碧の波」ややネタバレ)

 拙作「紺碧の波」9話で出てくる、垂らした紙を持って間を吹くと内側に紙が引き寄せられるという実験。もしくは割り箸に載せた二つの空き缶の間を吹くと内側に倒れる、という実験は科学遊びで知っておられる方も多いのではないでしょうか。

 この原因の説明として使われていたのが、広いところから狭いところに空気を吹き込んだ場合、隙間の細い部分で空気の流れが速くなるので圧力が大気圧から下がるから内側に引き込まれる。という、ベルヌーイの定理を使った説明です。(流体力学の本でそう書いてあるものもある……)
 私もずっとそれで理解していたのですが今回調べてみて、この現象、最近は流れが曲げられることによって起こるコアンダ効果によるものであると言われているようです。科学は日進月歩。きちんとアップデートしないと思わぬ間違いをしてしまいますね(汗)

 この現象として「ベルヌーイの定理」と「コアンダ効果」の両方の名前を想起されるかたがおられると思いましたのでタグには両方載せました。起こることは同じです(笑)

2021年 07月25日 (日) 09:06|コメント(0)

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