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活動報告

【三題噺その四】『鈴木と裏鈴木』

今回コンテストはどっちも無理~、みんな毎回本当にすごいな~、とやる気ゼロでしたが、昨日ちょっと思いついたのでエントリーしました。
自分にしてはちょっとエモいような気がします。(ボンヤリ)

お時間のあるときにでも、暇つぶしに読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
それではおやすみなさい。(´ぅω・`)ネムイ

2022年 10月24日 (月) 23:58|コメント(2)

佐久田さん、こんにちは。
『鈴木と裏鈴木』拝読しました。

朝5時の、まっさらな空気とは裏腹な気だるい佇まいの少女。それを見守るひとりの少年。
ヒリヒリと切なく、やるせない。
行き場のない感情と、それを凌駕する諦めの境地。
淡々とした筆致がそれらをさらに際立たせているように感じます。

「逃げればいいのに」「助けを求めればいいのに」と端から見れば思われるかもしれませんが、それができないのですよね。
逃げることができるのは、帰る場所があるひとだけ。
ほかに帰る場所がないと逃げ場なんかない。おとなでもそうです。ほとんどの場合、生活基盤がないのに逃げ出すという選択肢はないですよね。
子どもなら、なおさらのこと。

「こんなことはどうってことない」自分にそう言い聞かせて耐え忍ぶしかない。だれかに助けを求めるどころか、だれにも知られたくない、気づかれたくない、と思う。
自分さえ我慢すればいい、と思い込んでしまう。
ひとりで抱え込むにはあまりにも荷が重すぎる地獄のような日々のなかで、「彼女」にとっての主人公はまさしく「ヒーロー」であったのだろうなと、胸を衝かれるような思いです。

主人格は同居人の存在を知らない。
ラストの彼女たちの対比がまたグッとくるものがあります。
感情を揺さぶられるお話でした。
(一応気をつけたつもりですが、ネタバレすみません……)
桐乃さん、いつもありがとうございます。
私が最近、小心者で引き籠りモードのため、修正の効かないこんな不便なところまでご足労いただき、本当に恐縮です(汗ダラダラ)
このお話、設定はベタだと思うのですが、私の筆の問題でわかりにくいのではないかと不安でした。読み取っていただき、そして登場人物の気持ちに寄り添っていただき、やっぱり超ラブ……。

裏ストーリーとしては、義父は妻(美織の母親)に優しくしてくれているので、自分(美織)が黙っていれば平和は壊れないと考え耐えているといったところなので、桐乃さんが書いてくださったこと、本当に共感しきりです。
(でもこういった場合、さすがに母親は気がつくのではないかと思うんですよね。気がつかない振りをしているのか、鈍感なのか。地獄のバリエーションって本当に豊富だなぁ……と)
「感情を揺さぶられるお話」という言葉を嚙みしめています、胸アツです!

【追伸】
桐乃さん、やはり不規則なシフトは続いているのですね!
フルの仕事と、自炊等で生活のクオリティーを向上させるのと、執筆活動と。時間がいくらあっても足りないですよね、マジでわかりみです。私もとにかく時間がなくて、いつの間にか低浮上でステルスしている有様。
これから寒くなるので、まずは体調管理最優先、桐乃さん、自分優先で絶対に無理しないでくださいね!

『しあわせは食べて寝て待て』3巻読みました、またまたすっごく共感できる部分ありました!(^^)!

それから好き勝手やっている『ホラーSFコメディ?反ワクチン派が生き残った世界』も読んでいただき感謝です。
あ、読書備忘録というより、自分にとってビビッときた文章を抜粋するだけになると思うので、期待外れになるかもです (^^;
いつも思慮深く温かなお言葉をありがとうございます!( ^ω^ )