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活動報告

ホラーSFコメディ? 反ワクチン派の生き残った世界 41話

『イベルメクチン狂騒曲!~感染症専門医の呟きと代替医療にハマる人~』

明日は「長尾和宏医師のブログ」(仮)の予定です。これで長尾医師編は完結。
そして及び腰になりながら倉持医師編に入る予定です。(笑)

読んでいただけると嬉しいです、よろしくお願いいたします。

2021年 10月23日 (土) 10:40|コメント(4)

こんばんは。
海ちゃんと田端さんの会話、すごいわかる~!
耳に甘くやさしいことばがほんとうに自分のためになるかといえば、なかなかそうもいきませんよね。
良薬は口に苦し、といったところでしょうか。
たとえば代替医療にハマるように、向き合いたくない現実から目を背けるために、そしてそんな自分を正当化するために盲目的になにかを信じ込む、というのは、よくある心理状態ではないかと思います。

明治時代を舞台にした梨木香歩さんの『家守綺譚』という小説のなかで、主人公の綿貫という青年が、ある人物から誘惑されるのです。
綿貫は作家のはしくれですが、暮らし向きは厳しく、ときに鬱々と、塞ぎの虫にとりつかれながらも倹しく生活しています。
そんな彼に、現実から離れて優雅に暮らす人物がささやきかけるのです。
「煩わしい世界から逃れて、われわれとともに楽しく、悩みのない暮らしをしませんか」
というような誘い文句を。
ぐらりと揺れる綿貫でしたが、やがて、彼はこう告げるのです。
「正直、心惹かれるものがありますが、そういう暮らしは、私の精神を養わない」
と。
だいぶ要約しておりますが、甘いだけの生活では自分を磨くことはできない、自らの精神は自ら養うもの、という意味のことばに、とても感銘を受けました。
鉄は打たれてこそ強くなる、みたいなものでしょうか。

毎回、勉強させていただいておりますが、今回はひときわビビっと響くものがありました。
いつもためになるたくさんの情報をありがとうございます(*´ω`*)
おはようございます。
今回の後半は、コロナだ、ワクチンだ、に限らない大事なポイントですね。以前拙作にいただいたコメント欄でのやりとりで書いていただいた通りだと思います。
人間的といいますか、社会的といいますか。正しいことを述べることが必ずしも是ではない、という面もあるので難しいなと思います。ステロイド絶対嫌悪派の親を持つアトピーや喘息の子なんかはかわいそうで仕方がないのですが、嫌悪派が悪い奴かというと、、、というですね。原発や捕鯨なんかでも同じだと思います。
やはり個人としての主義主張は尊重しつつ、他人に誠意は見せるけど強要や非難は避ける。ですかね。できないなら、分断社会でいいのかもしれません。

引き続き頑張ってくださいね!
桐乃さん、おはようございます(^^)

私の言いたかったこと、汲み取っていただいて感激です!
「自分を正当化するために盲目的になにかを信じ込む」まさしくその通り、そしてどんどん視野が狭められていく……
書いていて、私の拙い表現でうまく伝わるかな~、半分でも伝わればいいな~と思っていたので、桐乃さんの言葉に力をいただきました。

さすが桐乃さんは読書家ですね。
「家守奇譚」、題名から素敵、そして桐乃さんのあらすじ紹介が流麗で品があってとっても素敵……何度も読み返してしまいました。
(そう!桐乃さんの文章って、圧が無くて流れるようにとても読みやすいけど、ちゃんと浸透するんですよね)

「私の精神を養うか養わないか」そこに基準を定めると言うこと、私も感銘を受けました。あの世があるとして、持って行けるのは「精神」だけですものね。そして経験や、人との出会いの思い出は、お土産になりますね。
(照れ)(最近とみに初老めいてきているので、婆くさいコメントをしたあと、照れています)

ためになる情報なんて、仰っていただいて恐縮しまくりです。
こちらこそ、いつも深くて温かなコメントをありがとうございます(*^-^*)
村山さん、新作の「イワン・イリイチの死因」すごいですね!さては、やはりプロ……?

実は私は子どもの頃、喘息とアトピー持ちでした。10代の頃、ステロイドを悪とするステマにより、(親から言われたのではなく自分発信で)ニセ医学にハマった苦い経験が(苦笑)。
「健康」とか「爽快」とか読んで、薬を止めてヘンな野草茶を飲んだりしましたよ~(汗)
親が知人から聞いたと言って、東京まで行って臍帯血を腕に埋める処置までやりました。なーんの効果も無くて、今でも腕に傷だけ残っているという……(白目)

そんなわけでニセ医学は体験者&生還者であり長年観測しているので、反ワクチンが出てきたときも「……ああ、はいはい、でしょうね」という気分でした。
村山さんの「原発や捕鯨なんかでも同じ」に納得です。それぞれに言い分があるんですよね。最後の文章は、まさしく仰る通りだと思います。
考えさせられるコメント、ありがとうございました!